2014年12月12日金曜日

宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する

作者   : すずの木くろ 様
掲載サイト: 小説家になろう
作品ページ: 宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する

[あらすじ]
 会社帰りに買った宝くじが当たり、40億円もの当せん金を手に入れた一良。
 もはや働く必要がないことに気づき会社を退職したところ、どこから話が漏れたのか金の無心が殺到する。
 困り果てた一良は、親の勧めに従って山奥の古い屋敷に避難することに。
 そしてその屋敷で、異世界と行き来できる不思議な部屋を発見したのだ。

 屋敷の部屋から転移した先は科学技術が未発展な村だった。
 その村で一良は、成り行きから重病人を鎮痛解熱剤と胃薬、栄養ドリンクで治してしまう。
 日本で数百円で売っている薬や栄養ドリンクが発揮した、異世界での非常識な効き目に驚く一良。
 そんな一良に村人は村全体が病と飢餓に苦しんでいることを話し、救って欲しいと懇願する。
 そこで村を救うべく、支援物資を調達するため一良は急いで日本へと戻るのだった。

[感想等]
 いわゆる異世界トリップ小説なんですが、同系統の小説に多い一方通行な転移や転生ではなく、主人公は現代日本と異世界を自由に行き来することができます。
 さらにその際に荷物も持ち運べるため、日本と異世界の科学技術レベルの差から発生する現代技術の活躍っぷりが面白い。
 また物資だけではなく主人公自身が日本へ戻れるという設定を生かして、必要な機材や物品によっては専門の業者に相談や交渉をしながら注文をしたりと、読んでいて好奇心を刺激される小説です。

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